こんにちは。ふでまりです。
天気の良いお彼岸で、今週末はお墓参りをする人も多いのではないでしょうか。
ふでまりは窓の外から届く日差しに誘われ、庭に出て小さな草花たちを眺めていました。
言葉を交わすことも、心を通わせることもできないけれど、じぃーっと見つめていると寡黙に根を張る息吹が「生き方」を教えてくれているようです。
毎年決まって咲いています。
たくさん生えすぎて初夏には引っこ抜かれるのに、ちゃんとそこに咲いています。
仲間の息吹も確かめながら、光を分け合いながら、必死にからだを広げています。
この時期の彼らは、とても柔らかくてそっと両手で包み込みたくなります。
わざわざ買ってきて仲間入りをさせた香り高きひとも、清らかな心で主の帰りを待ってくれています。
希望に満ちた集合体は、ときに力を合わせて足下をかばい、温和な心で花を添えてくれます。
その姿勢や生命力をそばで受け継がんとする、小さな集合体に目を細めてしまいます。
どこにでも咲いていそうな奇跡の息吹です。
ひたむきに、純粋に、謙虚に根を張るただ一つの生命力が愛おしく、時間を忘れて足下を旅したふでまりのひとときでございました。
ご覧いただきありがとうございます。
次回のお越しもお待ちしております。
では、ごきげんよう。