コロナ禍が続く世の中で、心の底から良い年だったねとは言い切れない現状ですが
それでもわたくし、ふでまりにとっては、異業種の会社に勤め始めたことで、いわゆるゼネコンに対するイメージが衝撃的に変わったし、何より多くの人との出会いがありました。
しかも、私が生きている底辺の階層(笑)では出会えないようなエリート集団と、日々をともにさせていただくことができて、工期はあるものの、その期間だけでもご縁をいただいたことにまず有難い気持ちで溢れています。
年が明けると1年足らずのカウントダウンが待っていて、彼らはまたそれぞれ次の地へ移動する訳ですが、地元民の私にとっては、一緒に職場をともにしたメンバーが手掛けた、建築物という形が、宝物であり、まさに誇りです。
今の私のような立場の人達はこんな感情になるのかなと、何だか得をしたような、本当に有難~い気持ちでふわふわしているのです。
(仕事中は気合いを入れていますよ)
そして、2022年はじめまして。
一昨年に個展を開かせてもらった地元の交流館(実際には道の駅っぽい施設)から、今年は年末年始またいでの展示をお声がけいただき、12月と1月で別々の作品を展示しています。
コの字型でスペースがあり、年末までは1面を、年明けは3面とも使うことができるということで、腰を痛めて動けないことも理由に開き直って書道の作品づくりに没頭しています。
毎年自分にムチ打って働いていたので、開き直るって場合によっては気持ちが楽だなと感じているところです。
展示の内容はお粗末極まりないですが、それでも施設側からお声をかけていただくのは有難いことですので、恥をかきながら進めばいいと思って、ご披露させていただいてます。
もう1面は、でっかい和紙調の模造紙に「壬寅」の2文字を既に書いていて、貼るだけです。
あと1面分、上の画像にあるものとは別の、小さな作品をこれからつくるところです。
ちなみに、私は意地っ張りなこともあり、例えばこのような展示をする時に、人の手を借りることが嫌いで、自分の好きなように一人で作業をする人間です。何かにつけそうです。
しかし、つい最近、ほんの2ヶ月ほど前から、素直に人に頼ることをし始め、今回の展示物の搬入貼り付け作業も、位置決めだけ私がして、あとは夫にお願いしました。
(腰痛が辛いのもありますが)
有難いことに夫は頼まれ事には協力的なので、とても助かるなあと、今更ながら実感しています。
いずれにせよ、歳を重ねだんだん無理がきかなくなってきて、初めて助け合うことの大切さに気づいたと言うところでしょうか。
パートナーは、私物ではなく人として尊重すべきだなと、これまでの私に説教してやりたい気持ちでもあります。
様々な気付きをくれた2021年に感謝します。
そして、2022年も素敵な気付きと成長がありますように。
それでは皆さま、よいお年をお迎えください。